突然ですが、僕の家族は代々犬好きで子供の頃からずっと犬が家の庭にいて、毎日散歩に行くような家庭で育ってきました。
そして、祖父の犬好きでしかもハンター。
イノシシやコジュケイを犬を使って獲っていたそうです。
僕は猟はしませんが、甲斐犬という種類の日本犬を飼って毎週山や川に連れて行って遊んでいます。
そんな代々犬好きの僕が、子供の頃から憧れていたのが「オオカミ犬」です。
実際に見たことは未だにないのですが、子供の頃はただ単に大きくて強くてかっこいいという単純なイメージで憧れていました。
そんなことを最近ふと思い出したので、今回は「オオカミ犬」についていろいろ調べ、備忘録として残したいと思います。
オオカミ犬の種類
まず、オオカミ犬のことを調べていてわかったのは、オオカミ犬にはいろいろな種類があるということです。
オオカミ犬は、単純に狼と犬のハイブリットなわけですが、よく考えたら狼にも犬にもいろいろな種類がありますので、その組み合わせも多様でオオカミ犬にも種類があって当然ですよね。
今まで気づかなかったなんてアホですね。笑
その中でも世界で犬種として認められているのは以下の二種類
サーロス・ウルフホンド
この「サーロス・ウルフホンド」はオランダ原産のオオカミ犬(ウルフドッグ)。
ジャーマンシェパードとツンドラ狼またはシンリンオオカミをかけ合わせたものです。
身体の大きさは
- 体高:60~75cm
- 体重:41kg
ですので、ジャーマンシェパードの大きさとほぼ同じです。
チェコスロバキアン・ウルフドッグ
「チェコスロバキアン・ウルフドッグ」は旧チェコスロバキア原産のオオカミ犬(ウルフドッグ)です。
この「チェコスロバキアン・ウルフドッグ」は、ジャーマンシェパードよりも優れた軍用犬を求めて、1955年に地元のオオカミであるカルパチアウルフとシェパードを交配させ作出されました。
身体の大きさはサーロス・ウルフホンドよりも小さく
- 体高:60~75cm
- 体重:オス 26kg、メス 20kg
と中型犬ぐらいの大きさです。
オオカミ犬の性格や特徴
オオカミ犬の性格は、飼い主家族に対して忠実で愛情深く、優しい性格の持ち主です。
しかし一方で、内向的で警戒心が強い一面もあります。
野生のオオカミ独特の慎重さと用心深さがあり、神経質で環境の変化に敏感に反応してしまいます。
犬の特性である従順さと、オオカミの野性的な警戒心を兼ね備えた犬種といえますね。
子犬の頃から一緒に暮らし一度家族と認められれば小さな子供とも愛情たっぷりに接してくれますが、万が一のことがありますのでやめた方がいいでしょう。
あくまで飼いならされたペットとは全く違う”野生”の血が入っているわけですからね。
そこがオオカミ犬の大きな魅力の1つですが、特に小さくて弱そうな子供に対してはいつその野生の捕食本能が出てしまうか全く見当もつきませんので、子供との交流は身長になるべきだと思います。
調べれば調べるほど魅力的なオオカミ犬ですが、家族がいる僕はとても出来ないなと思いました。
とてもかっこよく性格も魅力的で、しかもどこか神秘的…
僕がまだ独り身なら一軒家を買ってオオカミ犬と暮らしていたかもしれません。笑
最後に余談ですが、今回オオカミ犬について調べていてとてもビックリしたことがあります。
遺伝子的に狼に一番近いのはなんと…
柴犬だったんです!
てっきり、ジャーマンシェパードかハスキー、アラスカンマラミュートがオオカミに一番近いと思っていましたが、日本が誇る柴犬だったとは驚きです。
確かにこの凛とした表情はオオカミっぽいと言われればそんな気もしてきます。
アメリカのナショナルジオグラフィック誌の発表によると
- WOLFLIKE(ウルフライク)オオカミに最も近いDNAを持つ
- HERDERS(ハーダー)牧洋犬のように群れをなす習性を持つ
- HUNTERS(ハンター)狩りをする特性を持つ
- MASTIFFLIKE(マスティフライク)筋肉質で力が強い特性を持つ
全ての犬種に、この4つの遺伝的特徴があって、その割合によって個性や特徴が現れているとのことです。
コチラにその実験結果がグラフ化されたものがあります↓
http://ngm.nationalgeographic.com/2012/02/build-a-dog/dog-families-graphic
今までは、柴犬が実験対象になっていなかったためチャウチャウが1位でしたが、柴犬が実験対象になった途端、見事1位に輝いたそうです。
しかも秋田犬も3位に入ってますね。
日本犬おそるべし!
ちなみにこの実験では、他の日本犬(甲斐犬、四国犬、紀州犬)は対象になっていませんが、もしこの3つの犬種を調べれば、柴犬と同等かそれ以上にオオカミに近いという結果になるだろうという専門家もいます。
僕が子供の頃からオオカミ犬に憧れていて、知らず知らずのうちに今は甲斐犬を飼っているということにも、何か運命的なものを感じてしまいます。